組み合わせCの公式と使い方を徹底解説!5分でサクッと解説!

組み合わせCの公式と使い方を徹底解説!5分でサクッと解説!

異なるn個から異なるr個を取り出す組み合わせ nCr を算出します。
n,rを入力後、算出ボタンクリックしてください。

(n≧r>0)

組み合わせ C = 通りになります。

入力条件を満たしてください。(n≧r>0)

高校生

計算に困っていたので助かりました!

今回は組み合わせCに関するこんな悩みを解決します。

「組み合わせが分からない」
「順列との違いがわからない」

高校生

組み合わせのときはCを使うことは分かるけど、問題が解けません..

順列の公式と使い方」で順列の並び方について考えました。

ここでは組み合わせCを用いて選び方を考えます。

さっそくですが1つ問題です。

男の子6人と女の子4人がいます。

この中から3人の委員を選ぶとき、3人の選び方は何通りありますか。

このように異なるもののなかから、いくつかのものを”選ぶ”ときに組み合わせをつかいます。

シータ

“並べる”が順列のキーワードで、”選ぶ”は組み合わせにキーワードだよ

本記事では、組み合わせの公式とその使い方をサクッと解説します。

目次

組み合わせの公式

組み合わせの公式

組み合わせのことばの定義から確認します。

組み合わせ
異なる\(n\)個のものから異なる\(r\)個を取り出して作る組み合わせ

複数のものからいくつかを選んで組をつくるのが組み合わせです。

シータ

いくつかを”選ぶ”のがポイントだね

“組み合わせの数は\(C\)を用いて考えます。

組み合わせの公式
\[\displaystyle _{n}C_{r}=\frac{n(n-1)(n-2)……(n-r+1)}{r(r-1)(r-2)…..1}\]

組み合わせの公式はこのようになり、分母が\(r!\)で分子が\(_{n}P_{r}\)になっています。

5人のなかから3人を選ぶときの組み合わせを求めます。

5人」のなか「3人」を選ぶので、

\begin{eqnarray}
\displaystyle _{5}C_{3} &=&\frac{5\times{4}\times{3}}{3\times{2}\times{1}}\\
&=&10
\end{eqnarray}

このように考えて、10通りの選び方があることが分かりました。

高校生

5個から3個選ぶときは5C3なんだね!

次の章でもっと具体的に組み合わせの公式の使い方を解説します。

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組み合わせの使い方

組み合わせの使い方""

冒頭の問題で組み合わせの使い方を解説していきましょう。


男の子6人と女の子4人がいます。
このなかから3人の委員を選ぶとき、3人の選び方は何通りありますか。

繰り返しになりますが、組み合わせは複数の中からいくつかのものを”選ぶ”ときに使います。

今回の場合は10人の中から3人を”選ぶ”ので組み合わせの問題だとわかります。

10人から3人を選ぶので、

\(\displaystyle _{10}C_{3}=\frac{10\times{9}\times{8}}{3\times{2}\times{1}}=120\)

したがって、10人から3人の選び方は120通りだと分かりました。

ここで注意しなければいけないことがあります。

組み合わせは”選ぶ”だけの問題なので、順番は気にしません。

なぜなら、1~5までの数字から3つ選ぶとき{1,2,3}と{2,1,3}は順番が違うだけで選び方は同じです。

したがって、組み合わせの問題では順番が異なるものは同じ選び方として考えます。

高校生
順列は並び方だから順番が大事で
組み合わせは選び方だから順番は気にしないんだね!

これだけでは、すこし心配なので練習問題を解きましょう。

組み合わせの公式<練習問題>

組み合わせの公式<練習問題>""

組み合わせの公式をつかって練習問題を解いていきます。

練習問題1.男の子5人、女の子4人います。
この中から男の子2人、女の子2人を選ぶとき、その選び方は何通りありますか。2.正七角形の7個の頂点のうち、3点を結んで三角形を作るとき、三角形は何個できますか。
解説
1.男の子の選び方は\(_{5}C_{2}\)通り。
それに対して、女の子の選び方が\(_{4}C_{2}\)通りあるので、\(_{5}C_{2}\times{_{4}C_{2}}\)\(\displaystyle =\frac{5\times{4}}{2\times{1}}\times{\frac{4\times{3}}{2\times{1}}}\)\(=60\)したがって60通り。 

2.7個の頂点はどの3点も1直線状に集まることがないので、3個の点を選ぶと考えると三角形が1つできる。

したがって三角形の個数は、
\(\displaystyle _{7}C_{3}=\frac{7\times{6}\times{5}}{3\times{2}\times{1}}=35\)
35個の三角形が作れる。

組み合わせの公式と使い方 まとめ

今回は数学Aの組み合わせの公式と使い方についてサクッとまとめました。

組み合わせ
異なる\(n\)個のものから異なる\(r\)個を取り出して作る組み合わせ

組み合わせも慣れればすぐにできるようになるので、たくさん問題に挑戦しましょう!

順列と組み合わせの違いがよく分からない方は「順列と組み合わせの違いと”簡単”な見分け方」にて詳しく解説しています。

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この記事を書いた人

当サイトの運営者。
指導歴8年目の数学講師。大学1年生から塾講師バイトを始め、これまで300名以上を指導。オンライン家庭教師のご依頼・お申し込みは、こちらの公式アカウントから承っております。詳しいプロフィール

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